「おしゃれは足元から」(Vol.2)
今回は、「靴のケア方法#1」について取り上げたいと思います。
―靴の手入れ方法
①靴を履くその前に
クリームを塗ることで、傷や汚れを防ぎましょう。クリームが保護膜の働きをしてくれます。防水スプレーもオッケーです。
②紐靴は緩めて、シューホーン(靴べら)を使って履く
紐を緩めずに、脱ぎ履きを繰り返していると、トップライン(履き口)が広がってしまいます。これじゃ情けないので、靴紐を緩め、シューホーンをかかとに添えながら履くべきです。
③履き終えた靴にはシューキーパーを入れておく
汗を吸い取り、さらには、汗による底の反り上がりを防ぐためにも、シューキーパーを入れておくことが望ましいです。汗を吸い取らせることを考えれば、ニスのついていないシューキーパーがさらに好ましいです。
④同じ靴は続けて履かない
靴内に溜まった水分を蒸発させるため、一日履いたら、最低でも二日~三日は休ませましょう。一週間のローテーションを組むなら、最低3足、5足あれば申し分ないとのことです。
⑤日々の汚れ落とし
革は呼吸するので、目詰まりはよくないし、見た目もよくないです。特に、コバ(アッパーから張り出した部分)の目に詰まったゴミに気をつけて下さい。毛足の柔らかい馬毛を使ってブラッシングするのが望ましいです。ブラシは、汚れを落とす以外にも、クリームを満遍なく伸ばし、馴染ませる、ツヤを出す等の効果があり、必須アイテムであります。使い込まれたブラシは、毛先にロウや油が染み込んでいるので、ブラッシングするだけでツヤが出ます。
⑥本格的な汚れ落とし
汚れが気になってきたら、水性リムーバーを使いましょう。毎日やる必要はなく、週2回履くなら、月1回のペースでやるのが目安です。クロスに染み込ませ、弧を描くように拭き取ります。ツヤが鈍くなれば、”すっぴん”の状態になった証拠で、引き続き、⑦保革の作業へと続きます。
⑦保革
革にも適度な水分補給が必要で、その際には乳化性クリームを使います。やや固めの豚毛を使ってブラッシングするとよいです。手早く均一にクリームが伸びます。仕上げには、クロスを用い、表面膜を均一にならします。そうすることで、ムラのない膜ができ、ゴミの付着を防止します。触ってみて、つるっとしていたら完了です。
⑧ポリッシュ(艶出し、鏡面磨きとも言う)
乳化性クリームでも十分光沢は生まれるが、もっと輝かせたいという方は、固形の油性ワックスを使用して下さい。クロスを用い、弧を描くようにワックスを塗り込んでいく(目安は20-30回)滑りを良くするため、合間に水を絡ませるのがコツです。注意すべきは、ワックスを主成分とするロウは通気性を損ない、ひび割れを誘発するので、爪先とかかと回りのみの使用にとどめましょう。指の付け根など屈曲部分は避けて下さい。この作業は、感覚的には、女性の化粧のようなものだそうです。
・・・と長々やってきましたが、これをやるのはさすがにキツイですよね(笑)。そこで、以下のことを最低限やっておけば、とりあえずはオッケーとのことです。
①履き終えた靴にシューキーパーを入れる
②汚れが気になったら、ブラッシングする
③週末等、風通しのいい日陰で干す
これから、最低でもこのぐらいのことは心がけていきたいなぁと思っていますぅー。
<参考文献>
□『紳士 靴を選ぶ』
竹川圭 著 光文社新書 定価(本体880円+税)
ISBN978-4-334-03388-0


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